機緣
無暇寫書評,摘抄日網一些評價備忘。
文摘
以下評論摘自日網,先暫存此處,有時間讓 ChatGPT 翻譯。
重印呼聲極高的一本辭典
在日網復刊站點上,重印這本書的呼聲在辭書類圖書中算極高的,許多人都給出了呼籲重印的理由。參見復刊投票コメント一覧。
- 歴史的にも実用的にも非常に優れた辞書と思います。復刊を強く望みます。 (2016/02/08)
- 英語学習に最適です。 (2015/09/16)
- 言語学的に語意を理解するには歴史原則で書かれた辞書が必要。キリスト教的背景を理解するには聖書からの引用が有用。単なるデータの羅列ではなく思想や哲学を持った辞書の方が、学習者の心に響く。 (2013/07/14)
日網評論摘抄備忘
この英和辞典は「語義は変遷発達の跡を辿って」とあるように、語義が歴史的方法に基づいている。普通の英和辞典の語義は頻度順だ。もし語義に1から3までの番号がふってあるなら、1が一番使われている意味である。◆この辞書では、歴史的に最初に使われた語義(意味)を始めに配置し、後はその後使われた意味を通時的(歴史的)に配列してある。◆例えば、fineという単語の意味について見てみよう。頻度順で配列している辞書では1立派な、2細かい、3晴れた、4元気な、5鋭敏な、6洗練された、7高潔な、などとなっているが、この辞書ではa仕上げた、bこまかい、c立派な、となっており、それぞれの項目に下位分類された意味が置いてある。◆これが歴史的な意味の変遷なのだね。イギリスのオックスフォードの辞書などはこういう配列方法をとっている。CODなどは有名だが、それを真似たものだろう。日本にもこういう辞書がある。でも絶版なのだ。古書店でならまだ購入できると思う。単語を生徒に説明する時などにたまに使う。英語史の説明にも使える。(2003年03月13日)
这本英日词典如同书中所述,“按照词义的历史演变轨迹排列”,词义是基于历史方法的。普通的英日词典按照使用频率排序。如果词义被标记为1到3的话,那么1就是最常用的意思。在这本词典中,首先放置了历史上最早使用的词义,然后按时间顺序排列后续使用的意义。例如,让我们看一下“fine”这个词的意义。按频率排序的词典中,排列为1:华丽的,2:细小的,3:晴朗的,4:元气满满的,5:敏锐的,6:精致的,7:高贵的等等,但在这本词典中,它被排列为a:完成的,b:精细的,c:华丽的,并在每个项目中列出了下属的意义。这就是历史意义演变的过程。像英国牛津词典这样的辞典也采用了这种排列方式。类似于COB的词典也很出名,可能是效仿这本词典的。日本也有这样的词典,但它已经绝版了。在古书店可能还可以购买到。有时我会在向学生解释单词的时候使用它。它也可以用于英语历史的说明。
@自由堂さん
その「岩波英和辞典新版」は、世界最大の英語辞典である「オックスフォード英語辞典」を読んで、この辞典中心の方針で作った辞書です。オックスフォード英語辞典は、各語に関して、いつ、どのようにして、どのような形で、どのような意味で英語になったか、その後、どのような意味の発展があったか、ということを信頼できる用例によって説明して、その語の意味がわかるようにする、という方針で作られているということです。(写真は辞書の帯)
田中菊雄の「岩波英和辞典新版」もこの精神を忠実に伝えることをモットーにしました。そのため、この辞典では、語の意味の配列が、歴史的な順に並べられています。通常の英和辞典では、語の意味が頻度順に並んでいますので、歴史的な順に並べられているのは、多くの英和辞典の中でこの辞典だけだと言われています。(私の好きな辞書:岩波英和辞典(田中菊雄))
@BlueSky
本書の価値は間違いなく5。というか、そういう格付けの意味がない、流行りの言い方なら「空前絶後のぉ超絶怒涛の英和辞典」。語数は増補して6万と小さなサイズで当時としてはかなりの健闘を示した辞書だが、さすがに今世紀では多くの場面に対処できるものではない。しかし、それを古いからと一蹴するとしたら、その人はその程度の英語の実力でしかなく、今後もそこから抜け出すことはないだろう。機能的な辞書と教材を追い求めるだけで英語の深みに接することはできない。
本書は古書でしか手に入らずとても高い。それでも購入したのは、田中菊雄『英語広文典』を読んだからである。古英語や中世英語もときに引用、発音から修辞法まで英語全体を見渡した上で語法と例文のバランスのとれた英文法書なんて初めてだったし、何より著者の英語の知識や見識にただただ脱帽した。その著者がこの文法書を書く元にしたのが本書の編纂の経験と読書の蓄えだという。しかも、OEDを読み込んで作ったというとんでもない代物でこれは斉藤秀三郎と同等の話だ。斉藤はずいぶん話題になるが、田中ももっと話題になっておかしくない業績の持ち主だ。
日本人が作った辞書で最も驚いたのは斉藤英和だが、残念ながら使い易くはなく、かつ重い(復刊で見やすくなったが、大きく重くなった)。本書はその逆。例文はそこそこに抑え、小さな文字で紙面にこれでもかと詰め込んでいるが、小さく軽く、非力な女性でも難なく使える。一方、老人の眼にはとてもつらいはずだ。
田中は斉藤英和を肌身離さず読みこんで実力をつけて門下生に。さらにOEDを読みこんでPOD、CODのように簡約して抽出したのが本書。現代人が一般的表面的に使うなら不満が出るのは当然。英語そのものを仕事としていない一般人の誰がOEDを気にするか。そもそも学習用英和を除けば、英和は英英をそれなりにこなした人が使うべきもので、そういう人でないと訳語が歴史順の原義方式で例文も多くないことから、意味が推察できないときに引くという本来の使い方ができない。学習者には全く向かない。受験生でも必要ないし、英文学を修めるのだと相当の心意気がある者ぐらいにしかその意義はわからないだろう。例文は聖書やシェイクスピアからの引用が多いが、英語文化理解の観点からは全体的に無駄なものがない。暗誦に値するものばかり。
本書の新増訂が1951、広文典1953、この新版が1958。広文典は改訂がなく、この新版には広文典の経験も反映されていると思える部分がいくつもある。つまり、田中菊雄が本書に集約されていると言っていい。寝転がりながら読むにはこの小さな辞書がとても助けになる。古いと言っても高度経済成長期の本であり、斉藤英和より現代社会に適合する。嵌る訳が無くても原義があるので推察すれば何とかなるし、それで鍛えられもする(著者の説明「生きて働く英語を固定した訳語にとじこめることは、英語を正しく学ぶ妨げになると信ずるからである」)。今はコンピュータを使ってコーパスを認知科学的に分析、科学の力で捩じ伏せてどうだとばかりに手に取るような優しい活用性を示す辞書ばかりであまりに違いが無くなってしまった(どれも多機能で便利ではあるが同じにしか見えないスマホのように)。本書は英英に馴れていて日本語との関係が気になる上級者向けの辞書だ。斉藤級の英語の巨人が心血を注いで遺した英和辞典史上屈指の1冊である。
斎藤英和が今もってプロの間で使われているように、本書も今後さらに存在意義を示すことだろう。しかし、斎藤英和が主流にならないのと同じで本書も主流にはならない。活用できる日本人は多くない。同じ岩波でも新英和(本書を手本にしている節は感じられるし、実用にもずっと耐えられる)、大英和とはそれぞれ性格と役割が違う。ただ、入手困難の上にとても高いのがいかんともしがたい。次善策として岩波新英和をお勧めする。
※
具体例。phantasyとfantasyとの差や、ampleの使い方を説明しているのは本書だけと思う。しかし、こういう細々とした違いの集積によって本書の意義とするのは正しくない。著者の全体的な言葉への熟慮は利用者に見えにくいが、凄まじいの一言に尽きる。田中先生、ありがとうございます。@inge
英語史の精髄を1冊に――絶版にした岩波に喝
辞書はふつう新しいものほどよい。この辞書は例外。
1958年に新版が刊行され、恐らく20世紀末に絶版になりいまや稀覯本で数万円。1979年頃の革装版は2千円。
一言で云えばOEDが1冊に凝縮された辞書である。それだけ云えば判る人には判る。とてつもない本である。
OEDは世界最大最高の辞書で、英語に関しこれほどの辞書はかつてなかったし、今後も現れないだろう。コンパクトな電子辞書にはまだ入らないがCD-ROM版はある。
日本のアマゾンである翻訳者がレビューしている。各種英和辞典や英中辞典、日本語シソーラスなどを使っても、この辞書がなければもとの語義が判らないと、書かしめるほどの辞書である。「日本のOEDをなぜ絶版にしてしまったのか 理解できない」とあるが全く同感。
英語が誕生して以来の歴史をふまえて考えたいすべての人々の必読書はOEDであるが、それを1冊で日本語で読めるようにした苦労はいかばかりかと想像する。その尊い仕事を無にしないためにも、岩波書店は復刊してくれるよう切望する。
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